クレマチスの挿し木成功率

クレマチスの挿し木成功率

クレマチスは挿し木で自家増殖しやすい植物です。
しかしながら、品種により挿し木増殖が非常に困難な品種もあります。
一般的に、大輪系(フロリダ系を含む)・ビチセラ系・モンタナ系は挿し木が容易です。
テキセンシス系・ヴィオルナ系は挿し木成功率が低いです。
インテグリフォリア系は矮性品種は挿し木成功率が低いですが、アフロディーテ・エレガフミナなどのつるが1m以上伸びるような品種は大輪系と同じく発根率が高いです。

 

 

実際の発根率・成功率
挿し木本数 発芽率 翌春成功率
2022年 147本 86% 59%
2023年 414本 63% 34%
合計 561本 69% 41%

 

『発根率』は挿し木2か月後のものです。
また、当サイトで説明している挿し木の方法で行っております。
『翌春成功率』は翌春にツルや地中から新芽がでてきたものです。
翌春に根が生きていても新芽が出てこない場合は、失敗にしています。
根が出ても、翌年芽が出ないと意味がないですからね。

 

2022年は大輪系の挿し木が多かったため、発根率は高いです。
2023年はヴィオルナ系や矮性のインテグリフォリア系などの割合が高くなっているため、発根率が低くなっています。
全体では4-5割が翌年花をつける感じです。

 

挿し木が発根するかののポイント

・挿し穂をとった、親株が元気なかったら、挿し穂も弱いので失敗します
・挿し木は時期が大事です。5月~8月くらいがいいです。
9月以降に挿しても発根はしますが、その後冬越しまでの成長が間に合わないことが多いので、来春枯れることが多いです。
・必ずきれいな土・はさみやカッターを使用してください。(はさみは水で洗ってから使用)
・週に1回くらいは水やりにメネデールを混ぜた方が発根しやすい
・風や太陽が当たらないところがベスト